イベリコ豚とは
広大な樫の樹の森の中で放牧される、スペイン西部、エストレマドューラ地方の最高食材、それが「イベリコ豚」。
スペイン西部のエストレマドゥーラ地方に広がるデエサと呼ばれる広大な樫の木の森。ここにイベリコ豚は放牧されています。牧草地とイベリコ豚はお互い助け合い発展しています。イベリコ豚の生産は牧草地の保護に必要であり、またその逆も言えます。牧草地にとってイベリコ豚は環境保護上欠かせない存在なのです。
イベリコ豚は、自然の恵みであるドングリと牧草だけで3カ月を過ごします。これがモンタネラと呼ばれるスペインならではの豚の放牧システムです。この期間、豚はグループ単位で樫の木の森を移動しながら、野生生活を送り、1日10~15kgものどんぐりを摂取し、しっかり体重を増やしていきます。この期間に食べ続けたドングリは、豚の脂にナッツのような独特の風味をもたらし、その脂分は人の味覚を包み込み、視覚を刺激し、食欲を増進させます。